ものすごく久しぶりの感想が、映画化ばんざいの気持ちをこめて復活です(笑)
日本によく似た世界。そこでは戦争が日常的。
戦闘機に載り、空を舞い、自分の手を汚さずに人を殺める子どもたち。正確には「年を取らなくなった、そして病気などで死ぬこともない新しい人間」であるキルドレと称される彼らのお話です。
第一作目の本編では主人公はキルドレである「カンナミ」。森博嗣独特の文体、そして一人称で語られる年を取れない彼らの心の中が、カミソリの刃のように鋭く、そして澄み切った水のように凄烈に描かれています。表現として戦闘シーン(空中戦)のリアルさ、美しさは一読の価値があります。
好き嫌いのある内容だとは思いますが、どうか「スカイ・クロラ」一冊だけでなく、続けて「ナ・バ・テア」「ダウン・ツ・ヘヴン」「フラッタ・リンツ・ライフ」とシリーズを読み進めてください。
キルドレである彼らの必死なあがきや絶望、悲しみ、ギリギリのところで培われた生きる精神がものすごく伝わってきます。私の中にもあった、いやきっとまだ心のどこかで存在し続けている子ども(大人でない私)が、ビンビンと彼らの人生に共感しているせいで、きっと魅かれてしまうのだと思います。
読みふけるうちに病みつきになる人は少なくないはず。
私はこの方の推理小説は(ごめんなさい)苦手なんですが、この話と「四季」シリーズ、「すべてはFになる」は好きだなあ。
一般受けするかどうか、は疑問ですが、
とがった子どもの心をどこかに持っている人にはきっと・・・
というわけで↓
おたのおすすめ度:★★★★★
日本によく似た世界。そこでは戦争が日常的。
戦闘機に載り、空を舞い、自分の手を汚さずに人を殺める子どもたち。正確には「年を取らなくなった、そして病気などで死ぬこともない新しい人間」であるキルドレと称される彼らのお話です。
第一作目の本編では主人公はキルドレである「カンナミ」。森博嗣独特の文体、そして一人称で語られる年を取れない彼らの心の中が、カミソリの刃のように鋭く、そして澄み切った水のように凄烈に描かれています。表現として戦闘シーン(空中戦)のリアルさ、美しさは一読の価値があります。
好き嫌いのある内容だとは思いますが、どうか「スカイ・クロラ」一冊だけでなく、続けて「ナ・バ・テア」「ダウン・ツ・ヘヴン」「フラッタ・リンツ・ライフ」とシリーズを読み進めてください。
キルドレである彼らの必死なあがきや絶望、悲しみ、ギリギリのところで培われた生きる精神がものすごく伝わってきます。私の中にもあった、いやきっとまだ心のどこかで存在し続けている子ども(大人でない私)が、ビンビンと彼らの人生に共感しているせいで、きっと魅かれてしまうのだと思います。
読みふけるうちに病みつきになる人は少なくないはず。
私はこの方の推理小説は(ごめんなさい)苦手なんですが、この話と「四季」シリーズ、「すべてはFになる」は好きだなあ。
一般受けするかどうか、は疑問ですが、
とがった子どもの心をどこかに持っている人にはきっと・・・
というわけで↓
おたのおすすめ度:★★★★★
変くつな天文学者ディー博士の一人娘だったフィリエル。
しかし博士から、弟子のルーンを通して母の肩身だという首飾りを渡されたとき、フィリエルの世界は一変した。
退屈で平和な日々は去り、謀略の只中に放り込まれたのだ。
やがて、彼女は気づかされる。
大切なものを守るのは、己の小さな手だけだということに。
アニメにもなった荻原規子さんのファンタジー。主人公の女の子、フィリエルがいかにも前向きでエネルギーにあふれている子です。育て親ともいえる人の死、本当の親の失踪。そしてなぞの組織に狙われる彼女と博士の弟子でたった一人の身内といってもいいルーン。でもフィリエルはへこたれません。これから彼女の身に起こることの前フリなどがそこら中にちりばめられていて、先を読むと「あー!」と思うこともたびたびな一巻目です。はじめに描かれていた少女らしい舞踏会への憧れ、シンデレラのような始まりから、一転していろいろな疑問や苦労、悲しみが彼女を襲うのですが、前を向いてカラッとしている彼女が雄雄しくみえますよ。
女の子の力ってなんだろう、と思いつつ先を読ませる作品です。
おたのおススメ度:★★★★☆
しかし博士から、弟子のルーンを通して母の肩身だという首飾りを渡されたとき、フィリエルの世界は一変した。
退屈で平和な日々は去り、謀略の只中に放り込まれたのだ。
やがて、彼女は気づかされる。
大切なものを守るのは、己の小さな手だけだということに。
アニメにもなった荻原規子さんのファンタジー。主人公の女の子、フィリエルがいかにも前向きでエネルギーにあふれている子です。育て親ともいえる人の死、本当の親の失踪。そしてなぞの組織に狙われる彼女と博士の弟子でたった一人の身内といってもいいルーン。でもフィリエルはへこたれません。これから彼女の身に起こることの前フリなどがそこら中にちりばめられていて、先を読むと「あー!」と思うこともたびたびな一巻目です。はじめに描かれていた少女らしい舞踏会への憧れ、シンデレラのような始まりから、一転していろいろな疑問や苦労、悲しみが彼女を襲うのですが、前を向いてカラッとしている彼女が雄雄しくみえますよ。
女の子の力ってなんだろう、と思いつつ先を読ませる作品です。
おたのおススメ度:★★★★☆
小学五年生の亘(ワタル)は、成績はそこそこで、テレビゲームが好きな男の子。大きな団地に住み、ともに新設校に通う親友のカッちゃんがいる。町では建設途中のビルに幽霊が出るといううわさが広がっていた。そんなある日、帰宅した亘に、父は「この家を出て行く」という意外な言葉をぶつける。不意に持ち上がった両親の離婚話。これまでの平穏な毎日を取り戻すべく、亘はビルの扉から、広大な異世界―幻界(ヴィジョン)―へと旅立った。
ううう、感動で涙が止まらなくなってしまうお話です。海外のファンタジー(それも古典っぽいもの)と比べると、どうしても現代の少年がっ主人公で軽そうかなと思えたりするけど、どっこい本当にリアルに、そして丁寧に「どうして亘がワタルとなってヴィジョンへと旅立つのか」までが描かれていてそこでも心情になんとなく涙。そしてヴィジョンの中で好きなテレビゲームそのままの世界を体験し、どんどん仲間を増やし、願ったとおり、勇気を持って前へと進む彼を見て、同じように元気と勇気をもらえます。ハイランダーのカッツやキ・キーマなど魅力的なキャラがたくさん出てきます。
ワタルよりも先にヴィジョンへとやってきたミツル(学校の同級生)とのコントラストが悲しみを誘います。ミツルの悲しみとそれの救済のひとつの形。後半涙が止まりませんでしたーーー!!
そしてワタルの望みでまた涙。
ラストの展開から、本当の勇気、自分の力で幸せになることということが、まっすぐに描かれているお話です。もう少年少女諸君にはお勧め!若いうちに必ず読むべしですよ。
おたのおススメ度 ★★★★★
ううう、感動で涙が止まらなくなってしまうお話です。海外のファンタジー(それも古典っぽいもの)と比べると、どうしても現代の少年がっ主人公で軽そうかなと思えたりするけど、どっこい本当にリアルに、そして丁寧に「どうして亘がワタルとなってヴィジョンへと旅立つのか」までが描かれていてそこでも心情になんとなく涙。そしてヴィジョンの中で好きなテレビゲームそのままの世界を体験し、どんどん仲間を増やし、願ったとおり、勇気を持って前へと進む彼を見て、同じように元気と勇気をもらえます。ハイランダーのカッツやキ・キーマなど魅力的なキャラがたくさん出てきます。
ワタルよりも先にヴィジョンへとやってきたミツル(学校の同級生)とのコントラストが悲しみを誘います。ミツルの悲しみとそれの救済のひとつの形。後半涙が止まりませんでしたーーー!!
そしてワタルの望みでまた涙。
ラストの展開から、本当の勇気、自分の力で幸せになることということが、まっすぐに描かれているお話です。もう少年少女諸君にはお勧め!若いうちに必ず読むべしですよ。
おたのおススメ度 ★★★★★
ウルフ・タワーシリーズの最終巻です。やっと結婚式を挙げることができたアルグルとクライディはハウスへの旅を続けますが、そこで知ったいろいろな事実や、途中またアルグルと離れてしまうなど多難が訪れます。しかしクライディはとうとうアルグルやヴェンの母にして偉大な科学者でもあるウスタレスと出会うことになります。
ここまでの道筋もすべてウスタレスの考え(策略?)ではあるんですが、実際に彼女と出会い、真実を知ったクライディが自分の力に目覚めていき、それをアルグルとどう理解しあうかなどが、彼女らしいやり方(そしてアルグルらしい受け止め方)であるので、敷かれたレールを、自分らしく生きているクライディが素敵です。こういう展開もあるのねって思います。ウスタレスでさえもクライディに感嘆の声を上げるように。文体が本当に少女で(原文もちゃんとそうらしいですね、訳者の方の独断ではないということです)、それがかえってクライディの歩いてきた道や、行ってきたことなどを際立たせるものになっていると思います。
そして最終巻らしく、今までの伏線や登場人物たちがみなしっかりと出てきます(笑)ああ、よかったね、みんな。
ちなみに私はウィンター・レイヴンが結構好きです(笑)
ヤングアダルトとしては、楽しかったですよ。
リーさん本人も楽しんで書かれたというのは伝わってくるような気がします。
どうぞライトノベルお好きな方読んでください〜。
おたのおススメ度 ★★★★☆
ここまでの道筋もすべてウスタレスの考え(策略?)ではあるんですが、実際に彼女と出会い、真実を知ったクライディが自分の力に目覚めていき、それをアルグルとどう理解しあうかなどが、彼女らしいやり方(そしてアルグルらしい受け止め方)であるので、敷かれたレールを、自分らしく生きているクライディが素敵です。こういう展開もあるのねって思います。ウスタレスでさえもクライディに感嘆の声を上げるように。文体が本当に少女で(原文もちゃんとそうらしいですね、訳者の方の独断ではないということです)、それがかえってクライディの歩いてきた道や、行ってきたことなどを際立たせるものになっていると思います。
そして最終巻らしく、今までの伏線や登場人物たちがみなしっかりと出てきます(笑)ああ、よかったね、みんな。
ちなみに私はウィンター・レイヴンが結構好きです(笑)
ヤングアダルトとしては、楽しかったですよ。
リーさん本人も楽しんで書かれたというのは伝わってくるような気がします。
どうぞライトノベルお好きな方読んでください〜。
おたのおススメ度 ★★★★☆
ミステリー小説雑誌『推理世界』に寄せられた1本の原稿『クリスマス』秀逸ではあるけれど一風変わったこのお話を書いた人物〈新妻千秋〉の元へ、編集者、岡部良介が会いに行くのだが、行った先は豪邸、出てきたとうのご本人は絵に描いたようなお嬢様。しかし良介の話した本物の事件を前にして、彼女が外弁慶の本性を表わして。のちに「覆面作家」のペンネームでデビューすることになる彼女と良介コンビが解決していく事件たち。
「スキップ」とかとはノリがだいぶ違う軽い感じの推理小説です。途中の言い回しとか情景に「ププッ」と笑えます(笑)お嬢様に振り回される初めのころの良介、しかし屋敷の人以外で、彼にしか本性を出していない千秋さんが(ついさん付けしちゃう・・・笑)そのうちに変わってくるところが(変わってきてると思うんですよー)かわいいです♪
すぐに読めてしまった。本当に読みやすかったです。しかしその分、そういう感じもあるのでしょうが、ほかの作品と比べるとちょっと寂しいような(苦笑)でもそう思わせるところはさすがに作品の書き分けができているんだなと思います。プロですね。
おたのおススメ度 ★★★★☆
「スキップ」とかとはノリがだいぶ違う軽い感じの推理小説です。途中の言い回しとか情景に「ププッ」と笑えます(笑)お嬢様に振り回される初めのころの良介、しかし屋敷の人以外で、彼にしか本性を出していない千秋さんが(ついさん付けしちゃう・・・笑)そのうちに変わってくるところが(変わってきてると思うんですよー)かわいいです♪
すぐに読めてしまった。本当に読みやすかったです。しかしその分、そういう感じもあるのでしょうが、ほかの作品と比べるとちょっと寂しいような(苦笑)でもそう思わせるところはさすがに作品の書き分けができているんだなと思います。プロですね。
おたのおススメ度 ★★★★☆


